おまけ2: SSHの設定
プッシュしたりプルしたりするときに、何回もユーザー名とパスワードを求められて入力がめんどくさかったのではないでしょうか。そんな人はパスワード認証より安全な、SSH認証を使うようにしましょう。
既に鍵を登録してあるかどうかは SSH / GPGキー - traP Git で確認できます。
まだ登録していない人は以下の手順で作成・登録してください。
鍵の生成
$ ssh-keygen -t ed25519 -C {GitHub or traQ に登録してあるメールアドレス}
Generating public/private ed25519 key pair.
Enter file in which to save the key (~/.ssh/id_ed25519):
鍵のファイルを作成する場所を聞かれますが、鍵を登録したことがない人はデフォルトでよいのでそのまま Enter を押します。
DANGER
既に同じ場所に同じファイル名の鍵を作成したことがある場合、上書きされてしまうので注意してください。
以下のようにパスフレーズの設定を求められますが、そのまま Enter を押します。
Enter passphrase (empty for no passphrase):
パスフレーズの再入力でも同様に Enter を押します。
Enter same passphrase again:
鍵の登録
今生成した鍵の公開鍵を以下のコマンドで表示します。
$ cat ~/.ssh/id_ed25519.pub
出力された文字列をコピーしてください(メールアドレスが含まれていますが、それも含めて 1 行丸ごとコピーしてください)。 Mac の場合は以下のコマンドを実行すると、結果を出力せずにコピーできます。
$ cat ~/.ssh/id_ed25519.pub | pbcopy
SSH and GPG keys にアクセスし、「キーを追加」をクリックします。
キー名: id_ed25519
内容: {先ほどコピーした文字列}
を入力し、「キーを追加」をクリックします。 これで登録が完了です。
接続確認
以下のコマンドを実行してください。yes/no/[fingerprint]
は yes を選択してください。
$ ssh -T ssh://git@git.trap.jp:2200
以下のように表示されたら成功です。
Hi there, {ユーザー名}! You've successfully authenticated with the key named id_ed25519, but Gitea does not provide shell access.
If this is unexpected, please log in with password and setup Gitea under another user.
これで SSH 接続できるようになりました。 リポジトリをクローンするときは以下の画像のように、SSH の方を選択して URI をコピーするようにしてください。
また、既に https の方でクローンしてしまった場合は以下のコマンドで URL を変更できます。
$ git remote set-url origin {SSHのURL}