必要なツール
この講習会で必要になるソフトウェアは以下の通りです。
- Visual Studio Code(以下 VSCode)
- Git(Windows なら WSL2 上のもの)
VSCode がお使いのデバイスにインストールされていない方はプログラミング基礎講習会の 第 0 章 に従ってインストールと設定を済ませてから次に進んでください。
Git が入っていることの確認
ターミナルを開いて以下を実行してください。
git --version
お使いのデバイスに Git がインストールされているならば、たとえば以下のように Git のバージョンを表す文字列が表示されます。
git version 2.39.5 (Apple Git-154)
もしデバイスに Git が入っているという確信が持てなければ、TA を呼んでください。
コマンド入力の注意
コマンド例に『ユーザー名』や『メールアドレス』などのように日本語の記述が登場したら、必ず全体をあなた自身の情報に置き換えてください。
git config --global user.name ユーザー名
たとえば上記のコマンド例を実行するときは git config --global user.name kitsne
のように入力して Enter を押してください。
また、#
から始まる行は単なる補足なので無視してください。
Git の設定
ターミナルで以下のコマンドを一つずつ実行してください。
# ユーザー名の設定。traP か GitHub の ID がおすすめ
git config --global user.name ユーザー名
# メールアドレスの設定。既に GitHub のアカウントを持っていれば同じものにしてください
git config --global user.email メールアドレス
# コミットメッセージを VScode で書けるようにする設定
git config --global core.editor 'code --wait'
# デフォルトのブランチを master から main に変更。GitHub や Gitea に合わせます
git config --global init.defaultBranch main
以上で Git の設定は終了です。
Windows の環境の使い分け
Windows の方はプログラミング基礎講習会にて WSL2 という環境を構築する操作を行いました。この環境は Windows ネイティブ環境と異なり、UNIX 系と呼ばれる Mac や Linux と同類の環境です。
諸般の事情から、Web 開発をするには WSL2 環境、Unity などを用いたゲーム開発には Windows ネイティブ環境が適しているとされています。WSL2 ではなく Windows ネイティブ環境で Git を活用するには、Windows ネイティブ環境側でも別途 Git の設定をする必要があります。
この講習会では、Windows デバイスなら WSL2 上で Git を扱います。
VSCode の設定
VSCode に一つだけ設定を加えます。VSCode を開いた状態で、Mac の場合は Command
+ ,
、Windows の場合は Ctrl
+ ,
を同時押しして設定を開きます。
開けたら、設定の検索欄に "autofetch" と入力して "Git: Autofetch" 設定を見つけてください。デフォルトでは false
になっていますが、これを true
に切り替えてください。
以上で VSCode の設定は終了です。
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